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だが、小松は法医学医師として、娘の遺体を直視して
犯人に繋がる痕跡を探した。
そして、全ての血液型のDNE鑑定が判明した。
検査の結果の報告は、20代から、30代の男性の5人のDNEが判明した。
小松の心情は、法医学者としての役割を果たした以上に
殺害された娘の身体を切り刻んでも、解剖しなければならなかった。
母親として、解剖の後に泣いてる姿を目にした関係者達は
言葉をかけることが出来なかった。
小松の願いも虚しく、犯人が捕まることが出来なくなった。
そして、未解決事件として、7年が経った、
小松に、話を聞くことにした。
『今回のDNE鑑定は、何才ぐらいなのか?
わかった範囲で、教えてもらえますか?
少しでも早く捕まえたいので、協力お願い出来ますか?
先生のお力を貸してください。』
小松は、こう答えた。
『今回の事件の死亡解剖はしていないので…
DNE鑑定をした法医学者に尋ねてください。』
確かだ!
法医学者は、小松だけではない。
今回の事件が起きた場所だと、小松に依頼することは
出来なかった。
自分がいる移動になり、そして事件が起きた。
大学の生徒といっても、事件現場では、小松には
鑑定の依頼は出来ない。
村上にトラブルがなかったか?
聞き込み捜査したところ、ある人物の名前が出てきた。
准教授の早川だった。
早川に聞いたが、その日は教授の付き合いでゴルフをする為に、ホテルに泊まっていた事がわかった。
そして、血液型が違った。
何故、こんな事件が続くのか?
捜査員達は悩んだ。
一ヶ所だけ刺して、乱暴な事をしてから殺しているのは
愉快犯しか思えなかった。
だか、この殺人の裏には何かあると考える捜査員もいた。
全員が髪の毛を切られてるのと、乱暴されている事!
何か違和感を感じながらの捜査だった。
今回も、21時から22時の間に、殺害されたことがわかった。
何故、同じ時刻に犯行が行われたのか?
1人の犯行なのか?
やはり、複数の犯行なのか?
何も進展しない時が流れた。
そんなある日に、またもや、110番通報だった。
『河原で、女性が血だらけで死んでる。』
捜査員達が向かったが、今回から異様な光景に目を疑った。
被害者は、全裸に近いくらいに、衣服の乱れがあった。
抵抗したとしても、ここまで酷くなってなかったが…
死亡解剖の結果
同じ犯人だという事が告げられた。
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