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大男は折角捕まえた獲物をとられてはたまるかと持っていた大きくて重そうな斧を娘めがけて振り下ろした。
娘は身軽にかわし、ドラゴンに赤いリボンを投げつけた。
ドラゴンが口で受け止めると しびれて動けなかった体に力が戻り 鎖をひきちぎった。
でもまだ完全ではなく、花屋や帽子屋にぶつかりながら低く飛んで行った。
思い通りにならない体にイライラしたのか火をはいた。
陽射しから果物を守るために張っていた布が燃え、店主が慌てて水をかけている。
大男が力いっぱい斧を横に振った時、空振りをしてバランスを崩した。
娘はすかさず大男の足を引っ掛けたので大男はすっ転んだ。
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