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テーマ
この「Ｊ（ジェイ）の物語」のテーマがはっきりしました。
ある方とのコメントのやり取りで、自分の中で確認ができたんです。
テーマは、［優しさと包み込む力］。
野を越え山越え、谷を越えたジェイという人物が
強く逞しく人生の荒波に立ち向かっていく。
そんな姿は想像もしなかったんですよね。
迷って迷って、力尽きたり波に沈みかけたり。
独りでは立ち上がれない彼を包んで支えて引っ張る力。
そんな二人を書きたかったのだと、今頃になって分かった次第。
支える側もヒーローではなく、怒りも憎しみも悲しみも抱える人間。
愛する者のためになら強くあろうとする、人間。
ジェイをみんなが守りたくなるのも、
彼が自然に素直で嘘の無い言葉を語るから。
本当はそれはとても難しいことで、
私みたいに雑念だらけではできないことです。
でもジェイには優しい人になってほしかった。
たくさんの障壁に、人の温かさに助けられ歪まずに歩くジェイ。
その温かさを真っ直ぐに受け入れられるのは、彼が素直だから。
乾いた心の花が瑞々しく開花していく。
この物語に自分が求めていたものがやっと見えて、
とても愛しくなりました。
私も支えていただきました。
「毎日更新」 それが出来ない時があっても、誤字だらけでも、
自分自身が切ない時でも、読者さまがいらしてくれたから
ここまで来れました。
本当にありがとうございます。
2019.02.02 りふる
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