第1章 ~恋の始まりは突然に~

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始業式が終わり、学活が終わって帰路へとつく。 日和は用意があって先に帰ってしまい、紫苑と二人で帰っている。  「ねぇ紫苑…」  「ん?」 夕日に照らされている道路をたどる。  「アニメイトって、またいつか行ける?」  「んー…。   松田君がいいっていうならいけるんじゃない?」  「まじで?めっちゃ行きたいから   松田君に頼める?」 ちょっと笑顔になる紫苑。  「頼んでみる。」 そういってスマホを取り出し文字を打つ。 分かれ道の信号機にたどり着くと紫苑とは別れ家に向かう。 家にたどり着くと何故か疲れてベットに倒れこみ、睡眠へといざなわれた。 起きたときはもう夜の八時だった。 私はPCに手を伸ばし、起動させる。 チャットアプリを開き、紫苑のアカウントを開く。 新規のメッセージが三件あった。  【さやかー。たぶん行けるって。】  【松田君が十一月ぐらいなら空いてるってさ】  【あと、さやかのメアドを教えてほしいって~   よろしく~。】 え…? 松田君が私のメアドが欲しい? へぇ…意外だな。  【りょーかい。   これ私のメアド。→sayakaAYK@*** ***】 打ち終わり、ふぅと息と吐く。 そしてまた眠くなって寝てしまった。 その日の夜は何故かもやもやしているようなそんな気持ちだった。 なんでこんな気持ちなんだろうな…。
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