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始業式が終わり、学活が終わって帰路へとつく。
日和は用意があって先に帰ってしまい、紫苑と二人で帰っている。
「ねぇ紫苑…」
「ん?」
夕日に照らされている道路をたどる。
「アニメイトって、またいつか行ける?」
「んー…。
松田君がいいっていうならいけるんじゃない?」
「まじで?めっちゃ行きたいから
松田君に頼める?」
ちょっと笑顔になる紫苑。
「頼んでみる。」
そういってスマホを取り出し文字を打つ。
分かれ道の信号機にたどり着くと紫苑とは別れ家に向かう。
家にたどり着くと何故か疲れてベットに倒れこみ、睡眠へといざなわれた。
起きたときはもう夜の八時だった。
私はPCに手を伸ばし、起動させる。
チャットアプリを開き、紫苑のアカウントを開く。
新規のメッセージが三件あった。
【さやかー。たぶん行けるって。】
【松田君が十一月ぐらいなら空いてるってさ】
【あと、さやかのメアドを教えてほしいって~
よろしく~。】
え…?
松田君が私のメアドが欲しい?
へぇ…意外だな。
【りょーかい。
これ私のメアド。→sayakaAYK@*** ***】
打ち終わり、ふぅと息と吐く。
そしてまた眠くなって寝てしまった。
その日の夜は何故かもやもやしているようなそんな気持ちだった。
なんでこんな気持ちなんだろうな…。
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