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谷保娘小町 発足
2つ目は〔谷保娘小町〕というアイドルグループの発足 である
一応〔ゆるキャラ〕の企画案も検討された
〔ゆるキャラ〕は飽和状態の戦国時代であり・一体製作するコスト面から長期的展望が必要となる/アイドルグループも飽和状態の戦国時代であるが・小手先の路線変更がしやすい/という二代目社長は持論をもっている
要するに二代目社長の好みで・アイドルグループになった
課題はそれでも・もろもろの出費にある
衣装やアイテムは・何かのイベントが中止になったときのモノを格安で譲ってもらい・結果・全員が〔パールホワイト〕の衣装とショートのウイッグと眼鏡を身に付ける/〔白ネコ科の女子〕というコンセプトが”後付け”された
楽曲や振り付けやその指導 及びアイドルグッズの企画製作は・ヒトツボシ音楽大学サークル連合とのタイアップに成功し・音楽スタジオ代や研究材料費などの実費以外は ほぼ無料にに近い金額で契約が結ばれた
最もタイセツなはずのメンバーは・パートタイムで募集することとなった
週1回2時間程の全体練習と 週に1~2回あるイベント内容による基本給と拘束時間による時間給を設定した/ が フツウのアルバイトに深夜給がつくぐらいのものである
応募条件は『ハイティーンからアンダー25ぐらいの女の子に見えること/他のアイドルグループとの兼任可・未経験もちろん可(未成年には保護者の同意書を求める)』
アイドルとしては中途半端だし 次へのアイドルへのステップアップに繋がりそうにもなかったし・パートとして考えても あまり労働に対しての対価がよいとは思えなかったが/ はたして高校1年生からヒトツボシ音大生やフリーターまで12人からの応募があり・即メンバーに採用された
忘れてはいけないが〔谷保娘小町〕の使命は〔谷保元町商店街〕・つまりは地元〔ヤホ〕の宣伝にある
メンバーは〔ヤホ〕に住んでいるか通勤通学しているかにあり・〔谷保愛〕にあふれる女の子達が集まった
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