四日目

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四日目

リクが自宅に帰る日の朝、穏やかな里山の空気をけたたましいサイレンが震わせました。リクが布団から飛び起きると、おばあちゃんが縁側に立って双眼鏡で山を眺めています。 「リクちゃん、大変。山から煙が上がってるよ」 おばあちゃんの言葉をリクはすぐには理解できませんでした。 「山から煙……?」 山の中腹あたりから空に昇る煙を見て、ようやく事態が飲み込めました。山火事です。サイレンは鳴りやまず、晴天とは裏腹に物々しさが里山を包み込んでいます。
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