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震えながら、返信欄に【お疲れさまです。ふたりでですか?】という文章を作ったが、それを送信する前にまた端末がブルッと震え、彼からの新たなメッセージがポンと更新された。
【恵比寿にいるんだろ。もう駅着くから、来て】
なんで私の最寄り駅知ってるの!
このまま時間が経てば彼はこのマンションまで来てしまう気がして、私は慌ててハンガーにかけていたジャケットを着直し、バックを肩にかけた。
ダメだ、彼は決めたら必ず実行する。誘っているようで、これはもう強制なのだ。私に選択権はない。
今日はもう、本部長と恵比寿で飲む。決定事項だ。
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