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「しかし、いくどか体験したが相変わらず不思議な感覚だな。生き返り、復活し、一定時間その場に止まる事も出来るとは。しかも例え空中ですら関係ないとはな…。」
「デスか…。」
どこからともなく聞こえる声に女達も不思議な表情を浮かべあたりを見回している。
「それよりもだ…。お主、そのままだとまっ逆さまに落ちていくぞ。それとあのばけものみたいなやつ以外にもまだいるぞ…。」
どこからともなく聞こえる声の主が言う。
「理解している…。後一つと塔の地下になるのか?塔の床の下にも存在を感じる。まだ女達がいるのだろう…。」
銀髪の男が言う。
突然銀髪の男に向かって炎の玉が飛んできた。
「おい。」
謎の声の主が言う。
「今度は炎の魔法みたいだな…。」
「今度は炎の魔法みたいだな…。って言ってる場合でもないと思うのだが…。まぁ、良い。我はもう一つのやつと遊んで来る。あのばけものはお前が相手しろ。」
謎の主が言い終えたと同時に銀髪の男に炎の玉が直撃した。
銀髪の男の羽織っていた漆黒のマントが焼け、銀髪の男の上半身があらわに露出した。筋肉質な肉体が現れる。そして背中のほぼ全体にも彫られている死神のような刺青みたいなものが背中からべりべりとはがれ、じょじょに実体化した。
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