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第1章なぜ?俺は…
「良い…。やはり若い女達の魂は良いな。」
幅が数十メートル、高さ数百メートルはありそうな塔の中、奇妙なガラスケースに入れられた肌をあらわに露出したり下着姿の若い女達が苦しそうな顔をし、うなだれている。
「苦労して若い女達を集めたかいがあるな。ふぁふぁふぁふぁ。」
不気味な笑い声が塔内に響き渡る。
身体中から奇妙な触手みたいなものを体からはやし、その触手は若い女達が入れられたガラスケースみたいなものに全て繋がれている。
体が肉の壁みたいな形をし真ん中に角の生えた太った鬼や悪魔みたいな顔の口が笑う。
「まさかこの人間界で人族の他に魔族、神族、はてまでエルフや妖精族の若い女達が手に入ろうとはな…。」
「笑いが止まらないとはこの事だな。ふぁふぁふぁふぁ」
不気味な生きものが笑う。
「おかげでわしは不死身になれた。しかしまだまだ女達にはわしの糧になってもらわねばな…。」
「次の計画は…」
ガシャーンとけたたましい音とともに塔の天井のガラスが割れる。
銀色、深く銀色の短髪で無表情な顔のやせ形な男が降って来る。
男は漆黒のマントみたいなものをまとっていた。
「場所はここで間違いなさそうだな…。」
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