一、プロローグ

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「うん、あるよ。なんだか分からないけど、何か感じる」 「それが感じるって事だよ。闇に住む者たちは感じることで世界を見ているんだ」 「じゃあ、色や形も感じることで分かるんだね?」 「その通りだよ。カイルも一生懸命頑張れば、いずれ感じることで世界を見ることが出来るようになるだろうよ」 「えっ、そうなの?」 「そうさ。だってカイルはホワイトライダーになるんだろ。ホワイトライダーになるものはみんな世界を感覚で見通すことが出来るんだよ。カイルもいずれそうならなきゃならないんだよ」 「じゃあさあ、おばあちゃんは出来る?」 「おばあちゃんには無理だねえ。出来るのはホワイトライダーだけだからねえ」 「そうなんだ。やっぱりすごいんだね。僕、頑張らなきゃ」 「おりこうさんだねえ。それじゃあ、続きを話そうかね」                 ☆  ☆  ☆     
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