一、プロローグ

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「うん。分かった。僕約束するよ。その時は、おばあちゃんに教えてあげる」 「そうかい、そうかい。カイルはお利口さんだねえ」                 ☆  ☆  ☆ それで、私たちのご先祖は白い塔と円卓とマーリンの予言を守るために、白い谷から白い石を切り出して石の家を作り、ここに定住することを決めたのさ。白い石の家にしたのはね、石は意志に通じるだろう。私たちの固い意志を示したものなのだよ。そして、私たちは白い谷の民と呼ばれるようになったと言う訳なんだ。                 ☆  ☆  ☆ 「そうなんだね。ねえ、おばあちゃん。ホワイトライダーは白い鎧をまとって、白いドラゴンに乗っているんでしょ。どうして白いの?」 「それじゃあ、そのいきさつを話してあげようかね。でも、伝わっていることが少なくて、あんまり分かってはいないんだけどね」                 ☆  ☆  ☆     
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