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『天宮和樹様
あなたの罪は赦し難い。
早急に手を打たねばなりません。
あなたは私に会うべきです。
善意の革命 同志』
あえて名前は伏せられていたが
否定しないのが何よりの証拠だった。
「10000ポイント!」
僕の罪には誰よりたくさんポイントがつけられていた。
それと一緒に一枚の地図が添付されていた。
善意の革命会館。
ゲシュタポから逃れる抵抗軍を思わせるような名前だ。
その場所を見て少し驚いた。
「もしかしてまだ執着してるのか……」
ルカであろう人物が居を構えたのは
薫の通う音大のすぐ近くだったからだ。
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