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説明を剱崎青龍が終えると、娘の剱崎紫龍が。
「その八雲一族の証の紋章が…鏡くんの首筋辺りにあるアザのようなモノと同じで、お父様は鏡くんが八雲一族の者であると…?」
そう問いかけると、この問いかけに、剱崎青龍が。
「以前、鏡くんが八雲双運に因縁を感じると言われて、それについて調べて欲しいと、紫龍は言っていたな」
そう言うと、娘の剱崎紫龍は頷き、そして剱崎青龍は更に。
「私も鏡くんの名字の鏡に聞き覚えがあった。もともと我が剱崎家と八雲家も繋がりがあり、八雲一族ついても完全ではないが知る部分もあり、八雲一族の中に鏡家があった事も知っていた…初めて鏡くんに会った時から、もしかしたらというのがあったが鏡くんの首筋の辺りにあるアザのようなモノ…これを見て確信した。よく見れば雲が幾重にも重なっているように見え、その中心付近に朱鷺のように見える鳥がある。これはまさしく八雲一族の証の紋章、鏡家の家紋である」
そう剱崎青龍は断言した。
恭一の首筋辺りにあるアザのようなモノ、それを剱崎青龍は、八雲一族の証である紋章と断言、断言された恭一は、首を傾げて。
「そんなもの断言されても…俺にはさっぱり訳が分かりませんよ。物心がついた時には、このアザはあって親に聞いても何だか分からなかった…ただ俺の親は、このアザの事を聞くと言葉を濁していたけど…」
そう恭一は自身の首筋の辺りにあるアザについて説明した。
恭一が自身の首筋辺りにあるアザについて、「さっぱり訳が分からない」という発言に、冗談混じりに崇が。
「さっぱり訳が分からないって恭一、もしかして、お前って捨て子か…」
と、真顔で言ってから「プッ」と崇は吹き出し。
「ハハッ冗談だけどな」
そう崇が言うと、これに恭一が。
「ふざけんなよ!真面目な話しをしている時に!」
と、真剣な表情で怒り出していた。
怒り出した恭一に崇が「悪い悪い…冗談なんだからマジになるなよ」と恭一に謝罪したていた。
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