第5章 因縁と魔の者の新たな動き・其の二

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第5章 因縁と魔の者の新たな動き・其の二

戦国末期の関ヶ原合戦、東軍率いる徳川家康、西軍率いる石田三成、東西両軍が対陣する関ヶ原、今まさに激突しようとしていた最中、魔の者が現れて西軍側の背後、宇喜多秀家隊の後ろ備え部隊を酒田龍二、山形悟志、堀川美奈ら3人が襲い、東軍側の背後、後衛部隊の池田輝政隊、浅野幸長隊、山内一豊隊、有馬豊氏隊の後衛部隊を星野宏、中嶋圭太、清武信次ら3人が襲い、東西両軍は後衛部隊から大混乱へと導かれていた。 そんな戦況下に倉本美男、八代崇、前山美鈴、剱崎紫龍が、酒田龍二、山形悟志、堀川美奈らの前に立ちはだかったのであるが、相手が酒田龍二と知った美男は本来の力が発揮出来ずに、酒田龍二に、やられっぱなしの状況となり、その状態に崇と美鈴も、美男の状態が気になり本来の力で、山形悟志と堀川美奈と戦う事が出来ずに、やられっぱなしの状況となってしまっていて、美男に近付く酒田龍二を、剱崎紫龍が気功波で攻撃しつつ、美男のもとへ駆け寄り、美男抱き抱え、美男に声をかけるが、美男は痛みから苦悶の表情を浮かべているだけで、そこへ酒田龍二が迫っていた。 そこへ西軍と東軍の将が手を組、美男たちを援軍、始めにやって来たのは明石全登、可児才蔵、平塚為広ら以下300程の選りすぐりの将兵らで、300程の将兵が明石全登、可児才蔵、平塚為広らの下知のもと、酒田龍二、山形悟志、堀川美奈らを取り囲み、酒田龍二らを攻撃したのだが、酒田龍二らには300程の将兵など、ものの数ではなく敢えなく屍の山を築くだけで、いよいよダメかと剱崎紫龍、崇、美鈴が思っているところへ、島左近、後藤又兵衛が200程度の選りすぐりの将兵を引き連れ援軍したのである。 酒田龍二らには、200程度の援軍などものの数ではなく、屍の山が500程度増えただけであるが、時間稼ぎにはなったのである。 本多忠勝が湯水幸彦を名槍の蜻蛉切で隙をついて、一突きして重症を負わせた事、本田保志と吉川雅美が剱崎青龍と深雪の気功波によって倒された事、また剱崎青龍が残り、本多忠勝と井伊直政と共に八雲双運と戦う事を決めた事で、恭一、愛美、深雪が美男たちを援軍できる結果となったのである。
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