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私は女子トイレで花子さんと人体模型に相談をしている。私は人体模型はそんなに好きではないがこの件で一番頼れるのは彼だったため腹を括った。すべて話し終えた後、花子さんが口を開いた。
「恐らく彼女を人間として見ないほうがいいみたいだよ」その言葉はとても衝動的だった。見た目も考え方も360度人間だ。何を根拠に……そう思っていたけど花子さんの言っていることはしっかり根拠があった「まず私と勝負をしたときの図書室で。人を殺す霊がいると知って、閉じ込められている状況で落ち着いて探索ができるあの度胸。人体模型さんのときも、少女に弱点がないことは私達が一番知っています。その彼女の攻撃を全て回避することができたのは、人間ではないあの人だけです」
「あの人って人間じゃないの!?」私はすごく驚いた。だってあの『人』だもん。
「あの人は悪霊なんだ。お前ら生徒の中に忍び込んでいるな」私はすごく驚いたが、確かにこれだけ強大な霊能力を持つ七不思議たちをまとめ上げるのはやはり強大な霊能力であるのが妥当だ。私たちはそれぞれの考察を話し合っていた。その時だった。
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