ビチグソ転生。３

主人公、本当に死ぬ。

　ピーポーピーポー
　バタンバタン

「うわ、ひっでーな、こんなんビチグソじゃん」
「オ、ヴォエェェェ」
「おい新人そんなとこで吐く奴があるか、分かんなくなるだろ」
「ストレーチャー用意して」
「これ、全部持って帰りますか？」
「まさか、いいよそんなん捨てといて、本体だけな」
「本体って･･････？」
「ああ、他のはそっちの袋にまとめといて」

（暗転）

　シャー

「どいてどいて」
「うっひょースッゲー」
「こら、見んな見んな道空けて」
「気道確保、チョそこ持って」
「心停止！」
「ＡＥＤ用意」
「チャージ、離れて」
　キュービビビビビビー

　バン！

（暗転）

　ピッピッ･･････

　アアーベェーマリーイヤーーーーオオオオオウ･･････

「メスッ」
「･･････」
「汗」
「･･････」
「さすが手が早いですな次期医院長どのは」
「よしてくださいよその話は、手術中ですよ」
「でも結婚するんでしょ、あ、もうやっちゃった？」
「鉗子、まだです」
「･･････」
「これ心臓か？　吸引」
　ゴボボボボー
「おほ、まだ動いてるよ」

（暗転）

　シャー

「おはようございます新人ナースの竹下でーす。これから私が担当になります。どうぞよろしくお願いします！」