第1章 私の摂取障害の始まり

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コンビニで2000円を超えるほどの食材を買い込み家に向かう途中我慢できずに食べながら帰宅する。 これは私と摂取障害の話。 摂食障害と私の話。 いつからだろう、食べては吐くのを繰り返すようになったのは。思い出せないくらい遠い昔で、でも思い出せるのは切ない思い出。 始まりは好きでたまらなかった彼に振られてしまったことからだろう。 もともと私は細い方ではなかった。 しかし大好きな彼と付き合い彼のために 人生一番くらい頑張って努力してダイエットした。私の世界は彼中心に回っていた。 彼にはそれが重かったんだろうか。 はたまた私がタイプじゃなかったのだろうか。考えて考えて考えて私が私だからダメなんだと言う考えに落ち着いた。 痩せなければ。痩せなければ。痩せなければ。魅力的なろうと決めた。彼が後悔するくらいに しかしもともと食べることが大好きな私にとってはダイエットはきつく心が折れてしまいそうになってしまった。 そんなある日生理前ということもあり我慢できず食欲のままに食べ物を食べてしまい、 後悔に潰されそうになった。 そして 私はあることを思いついた。 吐けばいいんだ。 吐いたら全部リセットされる こんな素敵なことがあるだろうか 私は魔法使いにでもなったかのように 素敵な魔法を手にしてしまったと思った それから私は食べたいものを我慢するのをやめた。食べて吐いて食べて吐いて。 これで私は永遠に太らない体を手に入れたと思っていた。
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