第一章 おまえは本当に月から来たのか?

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はじめはくらくてなにもなかった。 どこもまっくらで、おともとおくて、 いつもぜんぶがぼんやりしていた。 そうしたらあなたがきた。  あなたがぼくをみて、ぼくになにかいった。 やさしくさわった。 ぼくはふるえた。 あたたかいみずのなかにはいったみたいでうれしくなった。 それからぼくのせかいは、あなたになった。
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