エピソード3 再会

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おばさんは身を引けってことなんだろうな。 ついエスカレートしてしまったことは仕方がないと思うけど、麗奈がこんなこと考えてたのかと思うと、いつもの愛想のよい麗奈は作り物だったんじゃないかと疑ってしまう。 ……………いや、いいんですよ。 おばさんなことは本当ですし。 「麗奈から見たら、仲良さそうに見えてたんならごめんね。逆に歳が近いから、話しやすいだけなんだと思ってるけど…………。私たちには、恋愛感情とかないから安心して。間宮先生には、周りが誤解するみたいだから話し方注意してって言っとくから」 そう言うと、麗奈は少し涙目になり、 「偉そうにすみませんでした。つい間宮先生のことになるとカッとしちゃって」 と、うつむいた。 悪い子じゃないんだろうな。 純粋に、凛太郎を思うがゆえの言動だったんだろう。 「いいよ、別に。間宮先生、人気者みたいだから頑張って……」 麗奈を慰めて、食堂に行くために休憩室を出た。 後味の悪いやり取りだったな………… 凛太郎と仲が良いと誤解され、おばさん扱い、可愛いと思ってた後輩に噛みつかれ……………… 凛太郎が絡むと、人間関係もややこしくなる。 普段あからさまに敵意を向けられることは少ないのに、今日は厄日なのかな? 占い、当たってるじゃん。 また、深いため息が出た。 凛太郎サン、ほんと勘弁してくださいよ。
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