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凛太郎を中心に、キラキラした若い看護師が、前のめりに凛太郎を囲んでいる。
麗奈は凛太郎の左腕に手を回し、おっぱいが触れるんじゃないかというくらい、密着していた。
さすがに、凛太郎のそういう現場を目にしたのは初めてで、軽く面食らってしまった。
デレデレして!!!
いや、デレデレしているかなんて、遠目にはわからない。
でも、私にはそう写ってしまったんだから、仕方がない。
飲みの席だし、邪険にはできないだろうけど、場所をわきまえてほしい。
胸の奥から、ムカムカするものが湧き上がってきた。
湧き上がる苛立ちを押さえるかのように、お酒を飲み干した。
会も佳境に入り、出し物やクイズなんかで、会場は大いに盛り上がっていた。
最後に恒例行事、各自一言ずつ今年のストレスをぶちまけて仕事納めしよう、みたいな企画があり、マイクに向かって、不満を叫ぶことになっている。
「もっと給料上げてー!」
「ミスしても怒らないでくださーい!」
「彼氏浮気するなー!」
「主人のいびきうるさすぎー!」
各自思い思いに不満を叫び、お酒が入っていることもあって、会場は笑いや拍手に包まれ、意外と盛り上がる。
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