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私のところに、マイクが回ってきた。
多分、酔っていたんだと思う。
ううん、間違いなく酔ってたに決まってる。
じゃないとおかしい。
私はすくっと立ち上がると、マイクに向かってこう叫んでいた。
「りんたろー!デレデレするなーーー!!」
えっ?
えっ?
えっ?
えっ?
えっ?
みんなの頭に『?』が浮かんだんだろう。
会場が、しん……と静まりかえった。
えっ?
でも、今この瞬間、私が一番『?』が飛んだ。
一拍置いて
「&○%*#!☆?%÷◇ーーーーーーー!!!」
心の中で、声にならない悲鳴が上がった。
やってしまった!
凍りつく私に、会場中の視線が突き刺さる。
当の凛太郎も、ぽかんと口を開けてこっちを見ている。
数秒間だったのか、数分間だったのか。
静まりかえった会場の空気を変えたのは、凛太郎だった。
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