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「お前、今…知った事か、と言ったな?」
「なにを…」
「あの契約書にサインする時、お前は何に誓ってでも守ると言ったハズだ」
騎士の誇り、自身の剣、国と殿下への忠誠…全てに誓って守ると言ったのは嘘だったらしい、と俺は女の子の揚げ足を取るような事を言う。
「なっ…!違う!今のは言葉の綾だ!」
「良くもまあ、こんなのが部下を纏める将軍クラスにまで上がれたもんだ…この国の程度が知れるぜ」
「貴様…!」
「お前の立ち振る舞いのせいでこの国が不当に貶められてる、と理解できたか?理解したなら大人しく負けを認める事だな」
襲われてる俺を誰も助けてくれようとしないのでしょうがなく口で丸め込む事に。
…これぞまさに暴力ではなく、話し合いで解決する…ってやつじゃね?
「…くっ…!私の、負けだ…!」
流石に国や少年達が自分のせいで馬鹿にされる、っつーのには耐えられないからか女の子は剣を落として勝負の敗北を認めた。
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