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「それでは今からお前は俺の奴隷だ、俺の指示や命令には『はい』か『分かりました』以外の返事は禁止する」
「……くっ…!!」
「返事はどうした?」
「わ、分かりました…」
女の子は悔しそうな顔をしながら俺の問いかけにちゃんと答える。
「…ああ、それと殿下」
「…なんだ?」
俺が女の子を引き連れて城の中に入ろうとしたところで思いついたように言うと、少年は不機嫌そうな顔で返す。
「だから言ったでしょう?結果の分かる勝負などわざわざする必要などないんですよ」
片方にデメリットが甚大だからやらない…と申したのに、無駄に終わりましたか。と言うだけ言って返事は聞かずに城の中に入った。
「…それで、私に何をさせるつもりだ」
「そうだな…まずはお前の荷物を全てこの部屋に運べ、そのあとに軽く掃除でもしてもらおうか」
俺の借りてる部屋に着くと女の子が警戒した様子で聞くのでとりあえず引っ越し作業をさせる事に。
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