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ピピ、ピピ…
「…おっと、交代10分前か…ふあー…」
俺はケータイのアラームで軽く目を覚まして起き上がり、あくびをしながら背もたれていた木から離れる。
…さてさて、あの青年と交代して二度寝でもするかな…
一応少しは辺りを見渡して軽くそこらへんを歩き回って少年が寝てる横穴の中に入った。
「…そろそろ交代の時間だ…」
「!?……そうか」
少年の側で座って寝ている青年に声をかけて肩を叩こうとしたら、バッ!と警戒したような体勢を取り…
周りをキョロキョロ見て今の状況を思い出したように頷く。
…まあ最悪の事態は無いとしても一応警戒するに越した事はないか…
万が一あの青年が敵だった場合を想定して、何が起きても直ぐに動けるよう俺は座って寝る事に。
…横になってるとその分少し反応が遅れるからね。
俺自身に来るんなら問題ないけど、そうじゃないからその僅かな差でも結構重要なんだ。
…寝よ。
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