0 メタモルフォーゼ、再び

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 だったら、ヤるなよ!と心の中で瀬田にツッコミつつも、渋しぶとでも応じてしまっている自分も自分なので、秋川は黙り込む。  体位と言わなかっただけでも、マシだと思うことにした。 「それに」 「・・・まだあるのか?」  さすがの秋川も、それにはツッコミを入れた。 呆れている秋川の顔の左半分を、瀬田は手の平で包み込む。 「慎一さんの可愛い顔が見えないから、少しは持つんです。ほら、すぐにこんなになるから」 「・・・・・・」  体でも示すかの様に、瀬田はグイッと、秋川のに既に固い自分の欲望を押し付けてきた。 「こんな風になるのは、慎一さんだけです。慎一さんしかいないんです」 「晴季・・・っっ!」 押し付けたまま、まるで訴え掛けるかの様に更に擦り付けくる瀬田に、秋川はたじろぐ。  真っ直ぐと目を見つめられると、顔も体も背けられなくなった。 「前からなら・・・してもいいですか?」 「ゴ、ゴムは着けろよっ!」  そう言い返すのが精一杯の秋川に、瀬田は、 「はい」 と微笑んで、一度は退いた。
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