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アダムの子孫達
アダムとイヴにカインとアベルの2人の息子が生れました。
長男のカインは土を耕す者に、次男アベルは羊を飼う者になりました。
そんなある日、カインは土からの収穫物を、アベルは羊の子を神にささげたのです。
しかし、神はアベルのささげた物だけ喜び、カインのものには一切の関心を示さなかったそう。
カインは嫉妬で怒り、アベルを野に連れ出して殺してしまいました。
神はアベルのことをカインにたずねましたが、「何も知りません。私は弟の番人ではありません。」と答えたそう。
神は「何ということをしたのか。あなたの弟の血が、地の中から叫んでいる。あなたが土地を耕しても、もはや何も収穫できない。あなたは地上をさまよい歩く者となるのだ」と言ってエデンの東のノドの地に追放したのです。
誰かに殺されることを恐れるカインに対し、神は「カインを殺す者は、7倍の復讐を受けるであろう。」といい、カインを保護する印をつけてくれました。
やがてカインは、妻を娶り、エノクという子供をもうけたそうです。
この章を見て分かるように、人間はなんて醜いんでしょう。
因みに、アダムとイヴの子はこの2人だけではありません。
イヴはもう一人の息子セトを産んでいます。
さらに、彼等以外にも息子や娘がいたようです。
聖書にはこう書かれています。
『アダムは、セトが生まれた後八百年生きて、息子や娘をもうけた。』
ここで疑問に思うのは、他にも息子が居たのにセトの名前しかないことです。その理由は、セトが重要な役割を果たすようになるからです。
セトの子孫、アダムから数えて10代目の子孫がノア(Noah)なんですね。
その頃、地上には悪が満ち、神は人を造ったことを後悔しました。最初の子達だけでもあんな感じだったんですから頷けます。
そして、ついに地上の全てのものを洪水で滅ぼすことを決意したそうです。
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