三匹?目の共

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「どうしたハト公?また具合でも悪いのか?」と聞くと。 「わ、私には無理です。」と、ハト公が言ってきた。 「無理って何が?」 俺は聞いた。 「何って、私なんかが行っても足手まといです。 何の役にもたちません。 だから、どうか私なんかおいて、他を探してください。」 ハト公の話を聞いて、俺はため息をついた。 「はぁー、あのなー。 またお前はそうやって一人になる訳? 周りに気使って、自分だけ置いてけぼり食って。 そんで、最後は腹減ってぶっ倒れて。 たまにはよー、ハトならぬ、人を頼ってみてもいいんじゃねーか? そしたら、一人でいいなんて、悲しい気持ちにならねーし、他を頼って信頼していくうちに、いつしかきっと、お前も誰かから頼られるし、信頼されるハトになれるんじゃねーの? それでもダメなら、一生うちで飼ってやるよ。 大丈夫、お前のことは俺が守ってやるから。 だから、人生一回ぐらいでっかい花火打ち上げに行こうや!!」 俺は心の中で、決まった!と思った。 正直、言っている途中で"あれ?俺何言ってるんだろう。何?俺、なんかカッコつけちゃってる?"と思ってしまう部分もあったが、それでも俺は言い切ったことに満足していた。     
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