03 俺と幼馴染の旧友は俺が犯罪者に見えるらしい

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寝惚け眼を擦っている間に朝食の準備が完了したらしい。キャベツの炒め物にツナ缶をかけたものや、買い置きのカット野菜に冷蔵庫にある野菜を切って海苔を添えドレッシングをかけたサラダ等、余り物から色々と作ってくれたらしい。俺に料理のスキルは無いのでありがたかった。 「雪もシアもとっとと起きてご飯食べなさい!」 あ、山田さんはシアって呼んでるんですね。俺も今度下の名前を呼べと言われたらそう呼ぼう。 多分あの人のフルネームはもう二度と出てこない気がする。 「ん・・・うん・・・ふぁ・・・あれ・・・?だれ・・・?ここどこ・・・?」 「おはよう」 春町さんが俺と目を合わせながら不思議そうな声を上げる。昨日来たばかりでまだ慣れていない上、朝で頭が回っていないからだろう。 「うえっふぇふぇwww『お兄ちゃんに発情しちゃうイケナイ妹』『えっちなろり獣人は好きですか?』に『ろりむちゅう Re:幼女と始める新婚生活』だってぇうぇへへへwww」 山田さんは寝ながら昨日到着した雑誌のタイトルを詠唱なさっていた。てか起きてるんじゃ・・・ さて、俺も目が覚めてきて不思議に思った事がある。いや、最初から不思議だったけど突っ込む隙が無かったから言えなかったんだが・・・ 「なんでお前スク水着てんだ?」 「スク水のろりっ子は定番イベでしょ?さあ私のえっちな身体に驚嘆し、瞠目し、そしてひれ伏しなさい!」     
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