04 幼馴染の小学生はBMIが30程度あるらしい

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「ん?どうしたの?・・・ってきゃあああ!」 佳晃は声をかけると、返事を待つより先に心愛の脇腹の辺りを両手で掴み(おもむろ―)に持ち上げた。子供を高い高いするような感じだ。 心愛は少女の様な悲鳴を上げながら空中でもがいている。彼女が女の子っぽい声を出すのは珍しい。 「離しなさい!スク水姿の私に発情したからって、触るのは犯罪よ!料金発生するわよ!」 「やっぱりこれは・・・」 佳晃は心愛の非難を聞き流しながら、真面目な顔で得心したような声を漏らした。 「どうかしたのか?」 「持ってみ?」 「子供扱いすんなー!無視すんなー!!」 心愛を手渡される。子供扱いっていうか、物扱いだなこれ。 2人の手で心愛を支えた時、声がかけられた。 「いいか、ちゃんと力入れて、足も踏ん張っとけよ。」 「?・・・お、おう」 ニートやってもう3年になるが、流石に子供を持てない程筋力落ちちゃいないぞ? だが、彼がそう言った理由はすぐに分かった。 ドンッ!! 「足痛ったぁ・・・」 「ああっ!すまん!」 渡された瞬間、鉛直下向きに凄い力がかかって彼女を落としてしまった。ちゃんと着地したが、踵から勢いよくいったせいで足がじんじんしている様だ。 てか、なんだ今の? 「だから力入れとけって言ったのにー」     
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