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第3章 第二の殺人
佐久間は、シャンティの裏手に回った。
店は閉まっているが、この手の電子ロックなら解除出来そうだ。
三年の時間もダテじゃない。
佐久間はロックを解除して、美里が居るであろう事務室に向かった。
美里は売上金をチェックして、常備必要な金額だけ金庫に戻し、残りをバッグに入れた。
「商売は繁盛している様だな」と、突然声がして美里は、はっと振り返った。
すると戸口に男が立っていた。
「何故入って来れたの?あんた確か…一昨日の…」と美里が怪訝な顔をすると「覚えていてくれたのか?」と佐久間は笑って「では、三年前の加島との殺しはどうだ。覚えてるだろ?」と今度は笑いが消えていた。
「三年前?…ふふっ、そうか。あの時の刑事さんだね。よくここが分かったわね。でも私は無関係だと話した筈よ」と美里は平静を装った。
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