第1章 第一の殺人

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男はニュースを見ながら、遅めの昼食を取っていた。よく来るここの定食屋の、出し巻きが美味いのだ。 すると、あの公園のニュースが流れた。 気にしていない素振りで、聞き耳を立てていると、左手の指の件は報道されなかった。 くそっ!やはり伏せてきたか。 報道されれば、他のやつらにも警告だと突きつけられたものを。 だが、まあいいさ。 どうせやつらの調べはついてある。 後、残るは二人だ。 同じ苦しみを、味あわせてやるのだ! そして男は、食堂を出て自宅に向かった。
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