第2章 過去の事件

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検視によると、血液の凝固の様子で指を切り取られた後、再度首を刺されて絶命したそうだ。 首筋に二つの傷跡。 その頚動脈を一回目は少し外して、二回目で正確に仕留めている。 最初はわざと外したのか? 何故?苦しみを味あわせる為か? 疑問はいくつも残るがどちらにせよ、腕の立つやつの仕業に違いない。 まずは加島の、今の仕事上のトラブルは無かったのか?それから長岡組が潰れた経緯に、怪しい点は無かったのか? そこも調べ直す事にした。 刑事課は総動員して、新たな聞き込みを開始した。
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