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校長
「無断で部屋に入るのはあまり感心できる行動ではないな。校長室への無断進入は退学処分じゃぞ。」
ネオとダイアナは校長の前に姿を出した。
ネオ
「すみません。ダイアナは僕が無理やり連れてきたので悪くないんです。罰なら僕一人で受けます。」
校長
「と、言いたいところじゃが、今は夏休み中で、ワシも休みじゃから何も出来んな。」
ダイアナ
「先生!!」
ネオ
「父の死の真相を知りたいです!」
校長
「それはもっともじゃが、ネオにしてはちょっと残酷になるかも知れん。」
ネオ
「それでも知りたいんです!」
校長
「ワシが知る全てを話してやろう。」
あの日、このフェニックス魔法学校に窮地が訪れた。
とある悪の魔導士が現れ、この学校を襲った。
理由はより強力な魔法を自分の力にしたいからじゃ。
この先生方は必死に戦ったが次々と倒れた。
最後に残ったネオの父が宿していのが滅魔法と呼ばれる強力な魔法じゃった。それを知った悪の魔導士はネオの父から滅魔法を奪い取ろうとしたが、ネオの父は自らを火をまとい自害し、悪の魔導士には滅魔法がは奪われずに済んだが、同時にその滅魔法も消滅してしまった。
ダイアナ
「その悪の魔導士は?」
校長
「目的が無くなった、魔導士は学校を去った。」
ネオ
「そんな…。父さんが…。」
校長
「父は自分の命を絶つことで、最強の滅魔法を悪に渡さなかった。勇気のある行動じゃ。」
ダイアナ
「でも、そんな最強の滅魔法なら悪の魔導士を倒せたのでは!?」
校長
「残念なから滅魔法は人から人に移り済む。宿してるからと言って滅魔法が使えるとは限らん。」
そして、ネオとダイアナは校長室を出て教室に戻った。
ダイアナ
「ねー。滅魔法は人から人へ移るって言ってたわよね? じゃぁ今も誰かが宿してるってこと?」
ネオ
「そうだよね…。今は誰かの手にあるのか…。それとその悪の魔導士は今も生きているのか…。」
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