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(ブロロロローー)
海の上を未来型のバイクが滑るように走っていた。
「みーえた! あれが王都ヴェルサスか!さすがにデカイな!!」
海の上に浮かぶ鉄で出来た大都市が眩しかった。
「さーて、バイクのメンテに入れるとこ探さなきゃな。」
この物語の主人公アークである。
アーク
「やっぱ王都はすげー賑わってるなー!!」
アークは修理屋にバイクを入れた。
アーク
「まじか~!二日はかかるのか!」
アークのバイクを修理に入れてる間、町をブラついた。
アーク
「とにかくデケー建物ばかりだ!」
アークの猿のような尻尾が右左と揺らしていた。
このゴールドプラネットに一番多い種族、ヒヒ族である。
ここの住人の3分の1はヒヒ族であった。
アーク
「それにしても祭騒ぎだな!」
その日は一年に一度の王都ヴェルサスの王子リオン様の誕生日パーティーだった。
王都ヴェルサスの中心部に近づくと同時に警備員や人の数も増えてきた。
そして中心部にある王都ウェルサスの城からパレードが始まった。
「リオン様!!」
リオン様はイケメンで民からの人気も絶大だった。
リオン様はにこやかに手を降っていた。
そして、広場でリオン様の演説があった。
アーク
「ここか?」
リオン様
「王都ヴェルサスの民よ!今日はありがとう!」
リオン様の演説中、アークは一人の人物が気になった。
アーク
「変な女だー。」
民が演説を聞いてる間、その女は険しい形相で前へ前へとリオン様に近寄った。
そして、その手にはキラリと光る刃物が見えた。
アーク
「おいおい!この警備の中だとすぐに射殺だぞ!」
アークはその女を追った。
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