ゴールドプラネット

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警備員 「そこの三人でろ!」 レイン 「はいはい。」 三人は両手に電子手錠をはめられて、牢獄を出た。 警備員 「そこのチー族。今日はお前が選手だ。残りの新人二人は見学だけだ。良かったな!」 アーク 「これからレインが化け物と対決させられるってことか!?」 レインは至って冷静だった。 レイン 「ま、そう言うことだ。」 すると、段々と開けてきた場所にコロッセオのような闘技場が見えてきた。 そこは目映い光に照らされて、観客の声も十分に響いていた。 レイン 「まるで金持ちの道楽だな。」 ラヴィ 「アーク!見て!あそこ! リオンよ。」 アーク 「あんな爽やかな好青年がここに!?」 レイン 「これが奴の裏の顔さ。ここも奴の娯楽施設だ。」 警備員 「チー族はここにいろ。二人は付いてこい。」 レインはコロッセオの入り口に置き去りにされ、アークとラヴィは警備員と一緒に席に座った。 警備員 「よーく、見ておけ!次はお前らだそ!」 そしてコロッセオの入り口にレインが電子手錠のまま立たされた。 ラヴィ 「手錠のままなの?」 そして反対側からは毛のない、5メーターはある肌色の不気味なゴリラみたいな生物が出てきた。 客席から割れんばかりの声援が聞こえた。 (見ろ!今日の餌食はチー族だ!) (あっちの化け物を見ろ!やぺーぞ!)
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