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レイン
「まったくうるせーな。とっと初めよーぜ。」
さらに会場が盛り上がった。
(あのチー族を早く殺せ!!)
(殺せ!!殺せ!!殺せ!!)
ラヴィ
「狂ってる!?」
そして、怪物の足枷が外され、試合が始まった。
ゴリラのような怪物はレインの周りをグルグルとゆっくり回った。
レイン
「なーに警戒してんだ? かかってこいよ。」
(ぐうわぁわわ!!)
ゴリラのような怪物は徐々にレインに近寄ってきた。
そして、ゴツい右腕をハンマーのように上から振り落とした。
(ドッスーーン!!)
辺りは土煙が舞った。
アーク
「レイン!!」
その瞬間、レインは土煙から高く飛び上がり、ゴリラのような生き物の顔面左側に回し蹴りを浴びせた。
(ビシィィ!!)
そして、レインは一撃で倒した。
アーク
「レインの圧倒的じゃねーか!!」
会場から酷いブーイングが起きていた。
すると、今度は二人の巨漢のオニ族が現れた。
(見ろあの角を!! オニ族だ!!かなり貴重な人種だ!!)
レイン
「さすがに二人はやべーな。」
すると、アークが立ち上がり、突然コロッセオの闘技場へ降りた。
ラヴィ
「ちょっと!?アーク??」
レインは爆笑していた。
レイン
「お前!面白い奴だな!!まさか自分からコロッセオにくるとは!」
アーク
「だってよ~。2対1は卑怯だぞ?」
オニ族
「よっぽど死にたいらしいな。」
オニ族は金棒でアークを叩いた。
(ドバーン!!)
(クルクルクル…。)
オニ族の頭上でアークがクルクルと宙で周り、そのまま、尻尾でオニ族の顔を叩き、その場に倒した。
(ビシィィイ!)
(おおー!!)
(あの猿もつえーぞ!!)
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