6. はじまりの鐘
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すとんと何かが落ち着いたのを感じたとき、ちいさな願いがこぼれ落ちた。 「生きたい――」 ケントがはっと息を呑む。押しつけられた胸に耳をあてる。力強く躍動する生命の営みを感じる。 「ああ、生きよう」 胸のあたりに温かな光が灯る。その光につける名前すらも、まだ知らないとレイは気づく。 世界は、まだわからないことだらけだ。 レイはちいさく笑って目を閉じた。
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