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「さて、と…」
俊さんが、コンロの火を止めて俺の方に振り向いた。
「終わった？」
「うん、あとは、食べる直前に仕上げるだけだよ」
「そっかー、じゃあ俊さん、風呂入ってくる？俺もさっきシャワー浴びたし」
「風呂沸かしてくれてたんだね。ありがとう。それじゃお言葉に甘えて」
そう言って俊さんがバスルームへ消えていった。
その間に俺はプレゼントの用意をして、リビングでシャンパンとグラスを２つ用意してソワソワと待つ。
バスルームのドアの開く音がする。
俺はガラにも無く、ドキドキしてきた。
「零、ありがとね。サッパリしたよ」
「俊さん…」
「ふふ、零、シャンパンの用意してくれたんだ。じゃあ、食事の前に先に乾杯しようか？」
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