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それだけでは無かった。
私の退院の条件として、電気治療が提案された。
電気けいれん治療とも言うけれど、反対する先生は、誰もおらず、翌週から週に３回の治療が始まった。
点滴を入れて、麻酔がかかったら、あとは何も分からない。
この治療を限界まで受けたけど、回数が思い出せない。
記憶の何処かで、ストッパーがかかる。
嫌だけど、自分が納得したと聞かされている。
退院先は、精神科病院付属の施設。
ここしか受け入れてくれなかったとか。
そして、私の手には精神保健手帳しか残らなかった。
退院する時に聞かされたけど、私の精神科への入院時の知能指数は60だったそう。
よく突っ張ったものだと、自分で自分を褒めている。
本来なら、愛の手帳の対象らしいけど、うちの県では、発行が厳しいらしく、
身体については、その上をいく。
年金を納めていなかったし、入院の医療費のことも確認したら、
生活保護だって、言われた。
かなりのショックだった。
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