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「父が “光あれ” と言うと、光があって
光を昼、やみを夜 って名付けた。
夕となって、朝になった。これが第一日」
「第二日は、天だ。
“水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ”
“おおぞら” で、水を空の上と下に分けた。
夕となり、朝となった」
「次の日は、海と陸だね。
“天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ”
そして、植物。種のある草や果実を結ぶ木。
“地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ”
夕となり、朝となった。第三日」
「それから、太陽と月と星。
“天のおおぞらに光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、 天のおおぞらにあって地を照らす光となれ”
“また星を造られた”
夕となり、また朝となった。第四日」
「その “夕となり、また朝となった” は
いつも入れるの?」
私が聞くと「そう。好きだから」って
ジェイドは答えた。そのまま
「第五日は、水中生物と鳥だね」と、文字に
そのことを眠らせる。
「“水は生き物の群れで満ち、
鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ”
そして、これらに祝福される。
“生めよ、ふえよ、海の水に満ちよ、
また鳥は地にふえよ”
... 水の中と、翼のある生物からなんだね」
「そのようだね。そして、“海の大いなる獣” も
創造されてる。
これは鯨などではなくて、海の竜なんじゃないか? とも言われてるね。僕もそう思う。
鳥には、翼竜もいたと思うんだ。
神の獣... 海のレヴィアタン、陸のベヒモス、空のジズ、という風にも言われているけど
彼らは 中世から、大悪魔のイメージが強くなってしまった。
聖書への入り口から、主は “悪魔も創造した” と
なってしまうから
ここはまず、実際に化石も残っている 恐竜がいいかもしれない。
ルカに挿し絵を描かせて入れよう」
うん、って 頷くと、ジェイドも頷いて
“drago” って書いて丸で囲む。
イタリア語でドラゴンのこと。
「“夕となり、また朝になった”?」
「もちろん。次は第六日、動物と人だ」
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