年の差は経験の差

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side 八代 「やッ……イっちゃうから、んぅ」 ガクガクと襲いくる快楽に体を震わせ、俺の手を必死に抑え込む寺崎。 上から抑えられてしまえば自由に動くことも出来ず仕方がないのでもう片方の手で乳首を強めに摘まんだ。そうすれば痛みからか寺崎は背をのけ反らせる。 「手、邪魔だからどけろ」 耳に息がかかるよう囁き形のいい耳たぶに舌を這わせる。背後からでは表情は見えないがきっと快感に目尻を震わせているだろう。 そう考えると余計に楽しくなり動けぬ左手の指を強弱をつけぺニスを握りこむ。たまに爪で引っかくと、寺崎は重ねている手に力を込めた。 「やらッ、それやァッ」 「嫌じゃねーだろ?ほら、カリんところも引っ掻いてやるから手どけろ」 「ひぅッ、むりもぉ……やめッンぁ」 寺崎は手と同様に俺を止めようと足に力を入れるが、足首を自分のものと絡めそれを許さない。 その間も乳首とぺニスの根元付近をいじめると静止の声とは裏腹に寺崎の腰が揺れた。 もどかしい刺激に体の方が先に素直になったようだ。 「我慢してると余計に辛いぞ」 だから手どけろ、低く甘い声は今の寺崎にとって媚薬みたいなものなのだろう。 直接脳に送り込まれた媚薬は寺崎の心も素直に溶かした。 「や、しろ…せんせ……、気持ちぃ…ッあ」
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