年の差は経験の差

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side 陽介 「ああッンん」 ぺニスをしごかれただけで何て声を出すのか。 そんな常識を考えられる程俺の脳は正気を保てておらず、今はとにかくこの快楽を追いかける事しか考えられない。 気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい。 自分でするのとも女性にしてもらうのとも違う刺激。男同士だからこそ分かる弱い部分を執着に攻める八代先生のテクニックに腰が八代先生の手にあわせて動いてしまう。 フーフーと荒くなる鼻息と甘ったるい自身の喘ぎ声が余計に感覚を敏感にさせ、全神経がぺニスに集まる。 もうイキたい!そう叫びたくても自分の口から出るのは言葉にならない喘ぎばかり。どうにか八代先生に伝えたく顔を振り返ればオスの顔をした八代先生に噛むように唇を奪われた。 「んンぅッ!?」 ただでさえ呼吸が下手くそになっているのにキスのおかげで俺の脳内の酸素が薄まる。 角度を変えるときに出来る僅かな隙間から微量の酸素を取り込むが足りず、生理的な涙が頬を流れた。 「あんま煽んな」 やっとキスから解放され、俺が酸素を求め呼吸を整えていれば八代先生の余裕のない声が降ってきた。その言葉に後ろに当たる八代先生のぺニスが先程より大きくなっていることに気づかされる。 俺が腰を揺らす度にそれは尻の間に擦れこのあとを嫌でも想像してしまう。 だがそんな余裕は長く続かず、八代先生の手が一層早く上下に動きはじめ目の前にチカチカと光が飛んだ。 狭い浴槽内では逃れることも出来ず俺は次にくる快感に腹部を震わせ足の指を痙攣させる。
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