第1章

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とカレーを出すので、美樹がありがとう御座いますと言うと、田舎料理が口に合うかしらと笑うので、美樹が一口食べて、真一君のアパートで食べました、美味しいカレーですよと言う、 ので有難とうとお袋が言ったのです、 食事が終り、お袋が一杯泳げたのと聞くので、美樹が出来ごとを話すと、そんな事をしてよく町役場の人に怒られなかったわねと言うので、あのままにしておくとこの夏の間に絶対事故、 が起きるよ、田舎の人は全部の人が泳げると思っているんだよ、東京ではプールの監視員がしっかり見張っていなかったとして、警察に逮捕された事件もあったんだよ、水の恐さを知ら、 ないと事故が起きるんだよと言うと、 そうか真ちゃんはお父さんに小さい頃海に突き落とされので、恐さを知っているんだと笑うので、今でもあの時の事は覚えているよ、鼻から海水が入り死ぬ思いをしたんだぞと言うと、 この辺は海や川が遊び場だから、小さい頃から泳げるようにして、事故にあわないようにとの親心だよと、親父が焼酎をグイ飲みすると、しかし、ライオンではないんだから乱暴すぎ、 るよと言うと、 お陰でカッパと言われるくらい、泳ぎがうまくなったろうと笑うので、親父も小さい頃お爺ちゃんにやられたのと聞くと、ああ、死ぬ思いをしたなあと言うので、そうか僕の同級生も、     
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