第1章

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いるようで、大量の麻薬が博多港の貨物船から発見され、摘発したのが彼だったそうです、税関に没収されたのですが、その麻薬は行方不明になっています、どうも当時の陸軍の将校が、 からんでいるみたいなんです、 その軍人は戦後国会議員になった黒田で、当時は博多憲兵隊の隊長だったそうで、戦後国会議員に転出した事になっています、多分その麻薬により儲けた金でのし上がったのでしょう、 戦時中と戦後の混乱の時期でして、警察の力が無力だった時期の話で、仕切っていたのはヤクザだったので、やり放題だったのです、昭和23年の立花刑事射殺事件と増収賄は神流会、 の組長が死亡した事で、 検察も捜査を断念したようです、この事件はそれ以来封印されていたと言うわけで、今までだれも気にしなかったのです、私も知りませんでしたし、福岡県警でも知っている者はいませ、 んでした、久保田刑事局長の命令で福岡県警が調べた結果表にでたと言う事です、黒田議員は現在与党の党政調会長をやっており、建設大臣等の要職も歴任しており、地元では親戚、 兄弟が多くの企業をやっており、 政治資金も豊富にもっているようですと言うので、神流会と戦中からつるんであくどい金儲けして成り上がったのでしょうと言うと、そうだと思いますが、証拠がなければ警察はどう、     
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