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あっ!そうだ!どうしよう!無断外泊って初めてだった。    ベッドの上で困っている私を見て    「夕べの友達で君が1番信頼してる友達居ないの?」   「居るけど、どうして」   「夕べ、どんなに酔ってても君に聞き出せば良かったし友達に聞いとけば良かったんだろうけど、君の友達も僕の友達とサッサと帰っちゃうしさ~君に幾ら聞いても僕の部屋に行くの一点張りで、仕方なく此処に連れて来ちゃった僕も悪かったしね」   「私そんなに酷かったの?信二さん困らせたの?」    酔いが覚めて聞く話に顔が又真っ赤に成った。    途中までは覚えていた3人のうち誰が早く処女を捨てるか?    2人は私が1番最後に成るだろうと、からかわれてアルコールの勢いも有ったし意地にも成って今晩捨ててやると・・・    バカだ!私もう絶対に、お酒を飲まない。   「その友達に電話して夕べは一緒に居たって事にしてもらえば?」    そうだ!そうしてもらおう!あの頑固な父の顔を思い出すと気が重かった。        「ねっ、お願いだからさ」   「やったの?」    とビックリした声で聞かれた。   「今度有ったときに話すからお願い!」   「うん、解った、必ず聞かせてよ!」    次は家だった。何時もなら家の電話だけど今朝は父の声を聞きたくなかった。    母の携帯に電話して昨日は美容院に、振り袖返して○○の部屋で友達3人でお菓子食べながらビデオ見てお喋りしてた。と    母は振り袖を無事返したと聞くと安心したのか?   「何時までも子供なんだから、父さんには母さんから言っとくから、帰ったらアンタからも謝りなさいよ」    頼む前に母から言ってくれたので助かった。こっちが一言、言おうとすると先に切られた。    電話を耳から離しホッと一息ついた。    「上手く行ったみたいだね?それじゃあ、行こうか?腹へったよ」   「待って、ジャージは嫌だから着替える」      7話へ    
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