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初めて結ばれたのも信二の部屋だった。私が初めてだと打ち明けると驚いた顔がみるみる笑顔に成り唇を重ねてきた。    友人が言うように奥手の私だったからSEX は初めてだったけど、信二は高校3年から去年迄付き合ってた彼女が居たらしい。    話では信二だけだと言ってたけど別に遊び相手の男達が何人か?居たらしい。    信二は成人したら結婚も考えて居たらしいが、彼女は遊びだから結婚は信二と・・・1度は信二も許そうと考えたらしいが    信二の(もうやめて欲しい)と言う言葉にも彼女は若い時に遊ばないと!信二も良いよ。    その事が原因で喧嘩が耐えなくなり、その後、別れたそうだ。    信二の話を聞きながら何故か涙が流れた。私は焼きもちを焼いた。 信二の性格で将来まで決めてのに、諦めきれるのか?終われるのか?    信二を自分が愛している人を疑う訳では無いが信二の性格を知っていたから余計涙が流れた。    男でも女でも、そりゃあ~1つや2つ位何かは有ると解る。でも、信二が1度愛した人に戻らない何て断言できないだろう?その位信二は一途な所を持っていた。    私の涙に驚いた信二は訳が解らず、何時までも何も言わない私に拗(す)ねて居ると思ったのか?   「怒ってるのか?もう完全に別れたよ」   「怒ってなんか無いよ。気にしないで」    私は涙を拭いて立ち上がろうとすると、   「ダメだ!言いたい事が有ったらちゃんと言う約束だろう。隠し事はしないって」    私の気持ちを聞いて信二は正座をすると頭を下げた。   「そんな気持ちはない!今も此れから先も君を泣かせる様な事は絶対しない!」    と言ってくれた。   「でも、僕が初めての君の男だなんて。何か嬉しいな」    不思議だよね、何で男の人は自分が初めての男だと知ると嬉しがるのだろうか?    それでも信二とは幸せだった。ママゴトのような感じで2人の同棲が始まった。早いものでアッと言う間に4年の月日が流れた。      9話へ  
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