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??。扉をまた少しだけ開け、中を見るとリビング自体はいつもの部屋で何も変わっていることはなかった。そして言われた通りそのままソファを見る。
少し見にくいがソファにはカミくんとまーちゃんが………。
………。
「…おかしいですよね?!(小声)」
あれは確かにおかしい…笑
うす暗いろうかの扉の前で、大の大人二人が何をしているんだろう…とは思いつつも二人は、確かに『おかしかった』。
二人ともケーキが近くまで来てるのにピクリともしないし、ソファにつっぷしていたり電池の切れたロボのようにうつむいて動かなくなっているのだ。
いつもなら…甘い匂いですぐに寄ってくるんだけどなー…。
「ねぇ、まーちゃん…?」
「なに?」
「僕たちやっぱ貰えない…かな…?」
「……うん。悪い子だもん。」
なんの話をしているのか気になり聴覚を魔法で強化して傾けるもいまいち話がわからない…。
「すみません!ルフェさん!!どうなんですかっ!(小声)」
「………。」
「無視しないでくださいっ!(小声)」
「悪魔だし…さんたさんは来て…くれなぃ……。」
かなり落ち込んでいたので何事かと思ったが二人はクリスマスで落ち込んでるようだった。
「僕、この前、ピーマン残しちゃった…。あと『いただきます』って言わないで食べちゃった…」
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