雪の中の少年

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 会話は妄想を生みはしなかったが、互いの親密さを増していった。  凌介はもうこらえきれずに、晶を求めてしまったのだ。 「キスとか、慣れてないの?」 「は、はい」  じゃあ、いっぱいしてあげる、と凌介は晶をたっぷりと可愛がった。  唇を舐め、開いた隙間から舌を差し入れた。  舌を絡めて擦り合わせ、くちゅぴちゃと唾液を鳴らして食んだ。  歯列をなぞり、上顎をくすぐり、晶の息が早くなってきたところで、ようやく解放した。 「どうだった?」 「す、ごいです……」  目をとろんとさせて、晶は夢見心地だ。  では、と凌介はそのしなやかな肢体を味わいにかかった。
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