世界

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真夜中に鳴り響いた聞き慣れた音。 だけどいつもとは違っていた。 もう僕の周りに機械が増える事は無い。 その時が来た。 不思議と怖くはない。 心残りがあるとしたら1つだけ。 京香に指輪をあげられなかった事くらいかな。 でもいいんだ。 これ以上何かを望むのは贅沢だと思うから。 良かった今で。京香がいなくて。 辛そうな京香なんて見たくないから。
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