ぼくの超世界崩壊

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ぼくの毎日はとても満たされていた。 大好きなみんなの事を考えるだけでにやけてしまうくらいにはぼくの毎日は楽しくて、嬉しくて、明日を思いワクワクしていた。 辛い事もたくさんあった。怒られてしまう事、迷惑をかけてしまう事、喧嘩をしてしまうこと。だけど、だからこそ充実していたのだと思う。 楽しいこと、辛いこと、それがたくさんあるから、成長できてだからぼくの日常は充実していた。 だけど、だけど、思ってしまった。 具体的な引き金はなかった。だからあえてあげるなら毎日が退屈に感じられたから。 退屈さが、楽しいというぼくの真っ赤な毎日を、灰色に覆い影を落とし、真っ黒にした。 ぼくの生活はこんなにも恵まれていて、平和的でいて、充実しているのに、退屈なんていう贅沢がぼくの毎日の理由を、生きる理由を消した。 消されたのではない。気付かされた。 そうしたら、ぼくの世界は真っ暗になり、何もかもが無くなって、嘘という否定に倒れ、見えていた世界の形を変え、それを終わらせてしまった。 贅沢且つわがままで馬鹿らしい。 でも、だからといってどうすればいいのか。ぼくにはわからない。わからなくて怖い。 真っ暗で真っ黒で壊れたぼくの世界は答えてくれない。
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